建築当初は、東側駐車場部分にも蔵があり、現在資料館として利用している西側の蔵とあわせて洋館を土蔵が左右から挟むシンメトリックなデザインでした。
和洋を並べた不思議な調和をみせていたのですが、残念ながら東蔵は昭和40年代に取り壊してしまいました。
また、当初は二段ほど土台を高くしてありましたが、道路が大分高くなりやや格調を減じた感はあります。
江戸~明治期の蔵で構成された店構えでした。
真ん中の店蔵は裏手に移築し、現在蒔絵工房に使用しています。
※ 蒔絵工房は非公開です。
東西の蔵をそのまま残しているのが判ります。
蔵の窓のデザインを変え、前に洋風の植栽を加えるなど、洋風店舗との調和を工夫しています。
奥の庇のある建物が資料館として使用している蔵です。
戦後貸し店舗として利用したため外観が変更されておりました。2004年に従来の外観に近づける形での整復工事をいたしました。
中央向かって左のガラス戸から店内にお入りいただけます。
資料館(入場無料)も内部でつながっております。
お隣のギリシャ風円柱の建築は、昭和初期の鉄筋コンクリート建設で、郡山橋本銀行の支店として建てられました。現在は、滝谷建設さんが入居しています。設計は著名な建築家であった岡田信一郎です。
965-8691 会津若松市大町1-2-10
白木屋漆器店内
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