漆器の表面に装飾を加える工程を総称して加飾といいます。
蒔絵、漆絵、沈金などがあります。
漆絵(うるしえ)
蒔絵(まきえ)
沈金(ちんきん)
沈朱(ちんしゅ)
漆に顔料を練り込んで色々な色漆を造る事が出来ます。色漆で漆器の表面に絵を描くことを漆絵といいます。
通常、この作業は蒔絵師の仕事に含まれることと、蒔絵と漆絵を併用するデザインも多いことから、蒔絵と区別せずに表記されることが多いです。
漆で描いた上に金銀粉などを蒔いて文様を描くことを蒔絵といいます。
会津の蒔絵は、消粉(けしふん)とよばれる微細な金粉を使った、消粉蒔絵(けしふんまきえ)が主流です。
消粉蒔絵からさらに発展した消粉色粉蒔絵(けしふんいろこまきえ)と併せて、会津塗らしさを特徴づけるものとなっています。
また、消粉を表面全体に巻き詰める消金地(けしきんじ)も会津ならではの技法ですが、これも蒔絵師の仕事です。
※各技法については、リンク先に詳しい説明がございます。
会津の沈金は、時計のゼンマイから作った刀を使います。
彫は浅めで柔らかい線が特徴です。彫った線に漆を擦り込み、そこに金箔や金粉をいれて文様を出します。
金箔、金粉の代わりに朱の顔料を使った沈朱(ちんしゅ)という技法も以前には盛んに使われました。
ただ、従来から蒔絵師に比べて沈金師の人数は格段に少なく、会津塗全体に占める沈金の製品数はかなり少なめです。
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会津塗の工程と主な技法、用具など